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お金のはなし

お金についてつぶやいてます、たまにはお金以外のことも

FX、敗者の心理学

これからお話することは、ある程度FXの経験がある人には全く役に立たないことだと思います。なぜならトレーダーならば誰もが経験上、知っていることだからです。逆にこれからFXを始ようとしている人、まだ始めて日が浅い人にとっては知っておいて損はない事が書かれているはずです。よろしければ参考にして下さい。

ロスカットができない心理

FXで損をする理由としてロスカットの遅れが殊更に強調されます。実際にだれもが経験しているはずで、そのインパクトも大きく、一発退場になることもあります。かつて動画で、ロスカットができずに何億もの損失を出している動画を見たことがありますが、トレードしたことがある人であれば、なぜ切ることができないか、手に取るように分かると思います。

損が確定してしまう恐怖

決済のボタンをクリックしてしまえばそれ以上の損失を防ぐことができますが、逆に言えば損が確定することなってしまいます。損をして後悔や怒り(?)に打ちひしがれている自分の姿が頭をよぎると、どうしてもロスカットの決済ボタンをクリックする指が固まってしまいます。そうしている間にもプライスはどんどんと走り、半狂乱でロスカットをすることになります。その後は人それぞれ、ある人は大声で叫び、またある人は物に当たって破壊、ひたすら耐え忍ぶなど様々です。

多くの場合は戻る

これも「あるある」ですが、ロスカットをしたとたんに反転するという経験が誰にでもあるはずです。その時の敗北感、例えようのない不快な気分は半端ではないので、心に深くインプットされます。その為、また戻るのではないかという希望的観測が必ず頭をよぎり、そしてこらえます。もちろん戻るときもありますが、そのまま走ることもあります。あとよくあるのが、少し戻して期待をもたせ、再び加速するパターンです。

利益を取り損ねたくないからポジポジ

ロスカットが遅れて大敗するのは負け方が派手でインパクトがあるので目立ちますが、実際にはこちらの理由による負けの方が回数的にも金額的にも多いはずです。

FXは一見するとチャンスに満ちています。それに、エントリーを躊躇していたら思惑通りに動き、ものすごく後悔することもあります。実際にはプラスマイナスゼロなのに、ものすごく損をした気分になります。

FXは一見すると特に順張りの場合、チャンスに満ちています。でもチャンスに見えても、実際にはダマシであることがほとんどです。結果としてロスカットが積み上がり多くの人が退場となります。やってみれば分かることですが、抜けたと思ってエントリーしたとき、思惑どおりにならなければ、あっという間に5~10pipsくらいは負けます。逆に超短期売買でこれくらい抜くのは結構大変です。損小利大が大切だと思ってちょっと粘るとあっという間に含み益がなくなることも、ごく当たり前のことです。順張りだと10どころか100pipsくらい抜けることもありますが、そもそもそんな値動き自体、滅多にあることでなく、その波に乗れる保障もありません。

順張りで勝てる人は、ダマシを回避するのがうまくてエントリーの回数も少ないのだと思います。

損小利大とプロスペクト理論

よく個人投資家が勝てないのは損小利大ができないからで、できない理由はプロスペクト理論という人間心理に基づいている、と言われます。プロスペクト理論によると、人は利益を得るためにはできる限り不確実性を排除し、逆に損失を回避するためには積極的にリスクを取るそうです。だから直ぐに利確してしまい、反対に損を抱えているポジションはやたらと引っ張り大損します。

これに異論を挟むつもりは全くありませんが、損小利大を忠実に心掛けていわゆる「損切貧乏」になって退場した人は山のようにいます。本当にFXは難しいと感じます。